研究
全国に先駆けた研究・情報発信
当領域で実働中の研究グループは、まず初代山崎教授が就任前より行っていた”臨床麻酔における直接動脈圧測定”に端を発した「血行動態モニタリング」の研究が開講時より継続しており、そこから各種カテーテル、医療用穿刺針、ガイドワイヤー等の様々なマテリアルが開発されています。
また「効率的手術室運営と医療安全」をテーマに、手術室設備の標準化とコンバーチブル運用、手術進捗管理システムや手術室一足制の導入、併設外来と手術コーディネートナース雇用の構築など、手術室の環境整備による手術件数の増加、在院日数の短縮化と医療安全の両立の重要性について全国に先駆け研究を行い情報発信を行っています。
共同研究としても、薬理学における「動物実験や生化学的実験などの多角的アプローチによる新しい鎮痛法の開発」や、組織学における「プラスティック製品からの低用量溶出物質のホルモン様作用と生体の病理形態調査」などが行われています。
留学
- ■留学先大学名:Tufts University School of Medicine(アメリカ マサチューセッツ州)
- ■学部名:Integrative Physiology and Pathology
- ■研究室名:Soto Lab(Professor: Carlos Sonnenschein、Ana Soto)
Soto Labは科学史や科学理論分野など広い分野において業績があり、多角的な角度から科学についての考察が得られます。Professor Sotoは環境攪乱因子であるBisphenol Aの研究の権威で、当診療科からの留学者は2年間の留学期間、彼女の指導の元研究を行います。