短期入院手術センター設置による効率化を実現
中央手術室と同フロアに連続して位置する短期入院手術センター: Short Stay Surgery Center (SSSC)は、従来、個々に運営していた、手術の術前検査や評価、麻酔科外来、ペインクリニック外来、手術待合室、回復リカバリー室を一箇所に集約し、中央手術室と連動したセンターとして機能しています。
麻酔科外来では、日帰り手術患者の術前診察、休日入院患者のインフォームド・コンセント取得、各科外来・病棟からの診療依頼を主たる業務としていますが、SSSCが手術室のすぐ隣に続いているため、外来担当麻酔科医は診療の間に手術室内で麻酔を担当することも可能であり、一足制の導入によって外来受付からの連絡により、着替え、履き替えの必要なく、SSSCから中央手術室間を簡単に移動できる工夫がされています。
現在、SSSCで管理している手術の中心は、眼科の局所麻酔下手術、小児外科・形成外科の日帰り手術であり、SSSCに最も近い手術室内に2台の手術台を置き、一人の執刀医が次々と手術することを可能としました。また、手術室内に麻酔導入室4室、回復室5床、SSSCにリラックス&リカバリー室8床を設けて、患者入れ替え時間を短縮し、効率的に数多くの症例に対処できるように工夫しています。
手術前後に使用するリラックスリカバリー室
日帰り手術・短期入院手術を受ける患者さんが使用される部屋で、ここで手術準備をして手術室に入ります。日帰り手術の場合はこの部屋に戻ってきて、ベッドやリクライニングチェアーにてお休み頂き、麻酔から醒めて異常がないことを確認した後にご帰宅頂きます。